茅ヶ岳


茅ヶ岳



明野村から見た茅ヶ岳

 西高東低の気圧配置となった12月12日は、茅ヶ岳に登ってきました。  茅ヶ岳と言えば通称「ニセ八ツ」、スケールは八ヶ岳に及ばないものの 長い裾野を引くピークの集まりは、中央本線から良く見えます。  茅ヶ岳は標高こそわずか1700mですが、山頂からは360度の展望が広がり、 山梨県境の主な山が見渡せます。  まずは大きな富士山、雲の上に浮かんでいます。富士川の谷を挟んで大きな 盛上がりの櫛形山、鳳凰三山の黒い尾根の後ろには、農鳥、間ノ岳、北岳の白い峰の コントラストが鮮やかです。魔利支天を従えた甲斐駒は雪がつかずに黒々としています。 北アルプスは雪雲の中ですが、本家の八ヶ岳が大きく広がっています。 最高点の金ヶ岳を挟んで、瑞牆山、金峰山の五丈岩、国師ヶ岳、黒金山に至る奥秩父の 尾根、大菩薩から滝子山にかけての高まりから笹子峠の窪みを挟んで三ッ峠まで スカイラインが続いています。
奥秩父〜大菩薩〜御坂山地〜富士山

南アルプス北部〜鳳凰三山〜八ヶ岳
 昨日は晴天の日曜日とあって、茅ヶ岳の山頂では大勢が展望を楽しんでいます。 山頂の手前には、深田久弥氏の終焉の地に小さな石碑があり、正面に金峰山の 望む展望の良い尾根でした。
深田久弥氏の終焉の地 明野村から見た八ヶ岳
 茅ヶ岳から一度下って登り返した最高点の金ヶ岳からは、北側の展望が得られま せんが、南側は富士山から八ヶ岳までパノラマが広がります。 金ヶ岳からは南西に延びる尾根を、鳳凰三山と甲斐駒を正面に見て下っていきます。 茅ヶ岳の長い斜面に広がる畑からは、八ヶ岳が良く見えます。小淵沢や野辺山あたり より離れて見る分、裾野の広がり強調され雄大な眺めです。


コースタイム(参考)
茅ヶ岳
1999/12/12
新宿5:18       新宿発の下り一番列車、朝帰りが多い
高尾6:13  6:15 勝沼で朝日に輝く白根三山が良く見える
韮崎8:05  8:10 駅のホームから茅ヶ岳が良く見える
穂坂8:25       開拓地は、別荘地に変わっていた
登山口9:25  9:30 林道をゆるやかに登っていく
女岩10:25  10:35 岩の間から流れる水を汲む、この先急登
茅ヶ岳11:10  11:25 360度の展望台、富士山が大きい
石門11:40       鞍部に下った先で石門をくぐる
金ヶ岳12:10  13:05 南峰から少し下り最高点の北峰に到着
明野村キャンプ場14:20  14:25 途中で林道の工事中、キャンプ場の周りは恩賜林
浅尾15:35  16:10 片斜面の畑の中を緩やかに下る、八ヶ岳が大きい
韮崎16:40  16:52 駅前のデパートで弁当を入手
甲府17:12  17:31 今日もみやげは「ほうとう」
高尾19:04  19:10 勝沼で甲府盆地の夜景が良く見える
新宿20:10       始発に乗換え、一眠りで新宿に到着

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