富山・伊予ヶ岳


富山・伊予ヶ岳



伊予ヶ岳からみた富山


富山からみた伊予ヶ岳

 やっと本格的な冬になり、山にも雪が付き始めました。
冬型の気圧配置となった今日は、安房の国の富山(とみさん)、伊予ヶ岳に
登ってきました。
 富山と伊予ヶ岳の標高はわずか300メートル余りですが、日本一のランドマーク
タワーより高い、冬場でも手軽に登れる展望台です。

 富山の山頂は南北に分かれており、展望の良いのは北峰です。舗装された林道の
終点から5分で、十一州展望所の別名がある広場に着きます。
 広場には10メートルぐらいの立派な展望台があり、約330度の展望が得られます。
 まずは富士山、東京湾の向こうに、丁度箱根と丹沢の間の谷に大きく広がっています。そのすぐ北側には白い山が並んでいます。望遠レンズで観察すると、塩見岳、農鳥岳、
間ノ岳、北岳が仲良くならんでいます。南側は、箱根からずっと尾根づたいに天城山、
大きく広がった大島、隣に新島、神津島、うっすらと三宅島が見えています。近くには
鋸山から鹿野山、東京方面は風が弱いせいか霞んでいます。


富山からみた塩見岳、白根三山(農鳥岳、間ノ岳、北岳)
富山の展望台
 展望台のそばには、皇太子、皇太子妃御散歩記念と書かれた真新しい石碑があり、 日付を見ると今年の二月五日となっていました。また、三方向に立派な展望図が 設置してありました。  ここからいったん里に下って、安房妙義の別名のある伊予ヶ岳を目指します。 近づくと南峰の露岩が尖って見え、裏妙義にある高岩を想像させます。  途中まで良い道が続いていますが、岩場の直下の最後が急でロープや鎖が現れます。 南側が切れ落ちた岩峰からは、360度の展望が広がり、先ほど登った富山や千葉県の 最高峰の愛宕山などが良く見えます。  富山(とみやま)町には、臨海学園があり小学校の頃何度か行ったことがあります。 気候が温暖で、海と山が近くにあって良いところだと思います。  そういえば、富山(とみさん)に関係ある里見八犬伝を元にした、新八犬伝という 人形劇を昔やっていました。帰りに利用した地元のバス(トミーという愛称)の 車体に玉が書いてありました。  千葉県には山がないと思われがちですが、富山、伊予ヶ岳ともに個性的でなかなか 良い山でした。


コースタイム(参考)
富山・伊予ヶ岳
1999/12/23
新宿 4:36 総武線の初電に乗車
千葉 5:45 5:47 すぐに乗り換え、途中の君津で日の出を迎える
岩井 7:48 7:50 駅前から登山口を目指す
福満寺 8:20     お寺の裏手から尾根に取り付く
富山南峰 9:05 9:20 展望はあまり良くない、北峰への道は崩壊地をとおる
富山北峰 9:30 9:45 東京湾を見下ろす展望台、白根三山が見える
馬門 10:15     畑の中を行く、伊予ヶ岳が大きくなる
登山口 10:30 10:35 農家の裏で牛に出会ってびっくり
伊予ヶ岳南峰 11:00 11:10 急斜面を登る、岩の上から展望が広がる
伊予ヶ岳北峰 11:15 11:20 三角点のある北峰まで往復
伊予ヶ岳南峰 11:25 11:30 滑りやすく、注意して下る
天神郷 12:00     伊予ヶ岳を背にして天神様が祭られている
コミュミティセンター 12:05 12:10 休日は少ない町営バスをつかまえる
岩井 12:25 12:41 観光案内所で、歩いたコースの地図をもらう
君津 13:25 13:30 隣のホームの快速に乗り換え
東京 14:57     まだ明るいうちに帰着

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First issue Jan.10 2000(Rev.0)
Updated Aug.17 2000(Rev.0.1) 写真追加