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地図学の発展、普及を促進するため、3学会の学際的交流による、地図学史に関する講演会を下記のとおり開催しました。 (主催 日本古地図学会、共催 洋学史学会、日本国際地図学会) 日時 平成8年10月26日(土)午前10時~午後4時 場所 慶應義塾大学 北新館ホール 東京都港区三田 2-15-45 10:00 開会のあいさつ 10:15 井口 悦男 (帝京大学教授) テーマ 五万分の一地形図・全発行目録(仮称)に見る修正年期変遷史〈基本地形図史〉 11:00 吉田 厚子 (青山学院大学大学院) テーマ 19世紀初頭の日本における未刊万国図についての検討 (1)レザノフ将来のロシア人物図 (2) 山村才助『(万国人物図略)』 〈洋学地図史〉 【12:00 休憩 13:00】 13:00 堀内 立三 (日本古地図学会 理事) テーマ 富士見十三州輿地之全図 異版について 〈地図書誌学〉 13:45 石山 洋 (東海大学教授) テーマ 『イマゴ・ムンディ』誌の創始者 レオ・バクロフの日本古地図観について 〈洋楽地図史〉 【14:45 休憩 15:00】 15:00 海野 一隆 (大阪大学名誉教授) テーマ 漂流民 津多夫らがロシアで見た巨大地球儀 〈地理学史〉
今回、講演を聴きにご出席した中には大阪より数名その他関東近辺よりご参加 を頂き有難うございました。これにつられて講演者も熱が入り時間のオーバーする 加熱気味で各講演者の質疑応答も盛り上がり盛会でした。 最初に師橋会長のご病気の為、中村副会長のご挨拶で開催され、次に井口副 会長の『地形図に見る修正年期変遷史』の代表講演をされ次いで吉田厚子理事 の『19世紀初頭の日本における未刊万国図についての検討』も資料豊富で判り やすく好評でした。午後の部では堀内理事の『富士見十三州輿地之全図の異 版』について実物を展示しての説明に熱が入り、次いで石山先生の得意の『【イマ ゴ・ムンディ】誌の創始者 レオ・バクロフの日本古地図観について』は、珍しいお 話の内容で、最後に海野先生の『漂流民 津多夫らがロシアで見た巨大地球儀』 も大変興味あるお話で来聴者一同満足し終了となりました。